| 胃透視検査(バリウム検査)で飲むバリウムとは、どのような薬品なのでしょうか?バリウムの歴史は古く、X線発見の翌年(1896年)イタリア人Duttoが死体に石膏剤を注入して撮影したのが始まりと言われています。“バリウム”の語源はギリシャ語の“重い”にちなんで命名されています。
現在では、医療用のX線造影剤のほか、科学的に安定な性質を応用して塗料やプラスチック、化粧品などにも幅広くバリウムは使われています。
バリウムを初めて飲む方は、「飲みにくい」、「まずい」、「便秘になる」など悪い印象ばかり考えてしまいがちですが、胃や腸の異常を見つける上では必要不可欠です。現在では飲む量も減り、飲みやすく改良されています。
なぜ、おいしいバリウムを作れないか?
おいしい物を食べると胃液が出てきます(梅干を食べると唾液が出てくるように)。そのような状態では、胃の壁についたバリウムが胃液によって洗い落とされてしまいます。又、おいしい物を食べると胃が活発に動き出します、そうなると検査に支障が出てしまいます。そんなワケあって、あまりおいしいバリウムを作る事が出来ないのです。
便秘の心配ですが、検査後に下剤を服用し、水分をなるべく多く飲む事を心がければ心配はありません。バリウム自体、体内に吸収されるものではなく、口から入って、便として全て出るものなので、きわめて安全な薬品です。良薬は口に苦しと思って、検査に望んでください。 |