胃バリウム検査

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胃バリウム検査について


 胃のバリウム検査はみなさん受けたことがあるか、検査の名前をよく耳にすることがあると思います。

この検査を受ける方は健康診断のため、または胃や食道に症状がある方が対象になります。
症状:みぞおちのあたりが痛い、飲み込む時つかえ感がある・しみる、食前または食後の胃の痛み 等

食道、胃、十二指腸は、筒状の臓器であり、検査の方法は大きくわけて次の2つの検査法があります。ひとつは、内視鏡という細いカメラを使って、直接に食道、胃、十二指腸を見る方法。もうひとつは、バリウムなど造影剤(ぞうえいざい)を使って間接的に見る方法です。CT検査やお腹の写真だけでは正確な診断は出来ません。

この二つめの造影剤を使って胃を検査することを、胃バリウム検査、胃透視検査、上部消化管造影検査といいます。


着替えと準備


 胃のバリウム検査を行なう場合は、着替えをします。
着るもの:検査着(パンツ、靴下はそのままで結構です)

前日夜9時以降は飲食をしないようにします。検査当日朝に、お水一杯は飲んでも結構です。特に血圧が高く薬を飲んでいる方は、家で薬を飲んできてください。


胃バリウム検査とは?


 まず始めに発泡剤という胃を膨らますための、顆粒状の薬を水またはバリウムで飲みます。これを飲むことによって胃をよく膨らませ隅々まで見える状態にします。それから順にバリウムを飲んでいきます。

まずは食道の写真です。飲み込む時に合図をしますので、それに合わせて飲み込むようにしてください。食道はまっすぐに伸びる筒状の臓器なので、バリウムがたまることなく素早く流れて行ってしまうためです。向きを変えて2枚程写真を撮ります。

その後に全部のバリウムを飲んで、全体像を撮影していきます。この時身体を左右に動かしたり、ぐるりと一回転してもらったりします。こうして色々と合図に合わせて動いてもらうのには訳があります。胃の中にある空気とバリウムを良く動かして、胃の壁にバリウムの薄い膜を作るようにして撮影しているのです。これにより胃の内側の状態がよく描出された写真になります。

いろいろと向きを変えて約6~7枚程写真を撮ります。素早く動いてもらって撮影をしますので、腰が痛く動けない方、寝返りの出来ない方は、検査予約前に医師または看護師にご相談ください


検査中の注意 [ゲップをがまんする]


 検査中特に注意して欲しいことは、検査が終わるまでゲップを我慢することです。これが一番大変なことと思いますが、とても重要なことでもあります。途中でゲップをしてしまうと、胃がしぼんで小さくなり全体が見えなってしまいます。

例えるなら、よく膨らんだ風船に描かれた絵は大きくよりハッキリと見えますが、空気が抜けてしぼんだ風船では、描かれた絵は小さくなり細かいところが見えなくなってしまう、そんな感じです。約5分ぐらいの間ですので、ゲップをしっかりと我慢してください。(ゲップを我慢するコツ:ゲップが出そうになったら、唾を飲み込んでこらえます。)


検査後の注意 [便秘にならないために]


 検査終了後には、下剤を渡しますので必ず忘れずに飲んでください。そしてその日一日は水分をこまめにとるようにしてください。(約500mlくらいは一日の間に飲みましょう)特に検査後すぐに沢山の水分をとるとより効果的です。水分と言ってもアルコール類は厳禁です!

また予備の下剤もお渡ししますので、家に帰っても便が出ないようなら、夕方に飲むようにしましょう。

普段から便秘がちの方は検査後に申し出てください、下剤の量を増やします。バリウム検査後に飲む水分量が少ないと便秘の原因となります。またバリウムが長時間腸内に残っていると、水分が吸収されて固くなり排泄しにくくなります。

検査の翌日になってもバリウムの白い便が出ない場合、お腹がはったり、腹痛がある場合には、必ず受診し医師にご相談ください。

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